台湾に行き始めた頃は、捷運(地下鉄)はまだ開通せず、あちこちで道路を掘り起こし、いつ行っても工事中。ずっと工事は終わらないのかと思うほどだった。そのため台北市内の移動の足は市バスだった。路線は複雑で、いくつか出版されている中から「大台北公車手冊」(大輿出版、100元)を買った。
この地図のよいところは、1系統1ページで、各ページに東西南北の記号が入っている。バス停の配置も通りの向きにあわせているので、いまどの方向に向かっているかがわかりやすい。
まだ慣れない頃は、信義幹線や忠孝幹線を中心に乗って、その後、路線図を頼りに、台北から汐止、板橋、中和、新荘とバスで移動するようになった。行き当たりばったりに乗って、思わぬところで角を曲がったため、あわてて次のバス停で降りたのも楽しい思い出だ。
だんだん台北より地方を回ることが多くなり、路線図も買い換えぬままになっていた。そのうち捷運(地下鉄)が開通し、路線の廃止や新規路線で、手元の路線図はすっかり情報が古くなってしまった。また、地下鉄で移動するほうが時間のロスも少なく、すっかり市バスから遠ざかってしまった。
2007年6月ひさしぶりに台北へ行ったとき、ちょうど市政府站をでたところで、無料のバス路線図を配布しているのに遭遇した。これは地下鉄駅と連絡する系統を中心にまとめたコンパクト版。カラー印刷で読みやすい。
2007年12月、2007年8月改版の「大台北公車捷運指南」(大輿出版)を買った。台北駅前の地下街のバーゲン本売り場で買ったので、定価120元のところ92元だった。地下鉄駅と連絡する系統が増えたこと以外は、構成は基本的に「大台北公車手冊」と同じで見やすい。
街路沿いにバス停がどのあたりにあるか地図も載っていて便利だ。
これも従来通りのバス路線の表し方でわかりやすい。